本市の小・中学校は、児童・生徒数の減少による小規模化と学校施設の老朽化が進んでいます。
児童・生徒数の将来推計で、およそ30年後は令和2年度の60%程度にまで減少すると見込んでいます。
教育委員会では、平成29年1月に策定した「鶴ヶ島市学校再編に関する基本方針」で、小・中学校の適正規模を次のとおり設定しています。
小学校:各学年2学級〜3学級(全学年合計12学級〜18学級) |
この基本方針では、中学校の小規模化の進行が速いことなどを踏まえ、小学校より中学校を先行して再編に取り組むことが妥当であるとの方向性を示しています。
※令和4年度は、小学校8校中1校、中学校5校中3校が適正規模を下回っています。
市内全ての小・中学校が校舎建設から35年以上経過し、大規模な改修が求められています。
今後30年間に、市内全ての小・中学校の大規模改修、築60年で建替えをした場合、400億円以上の経費が必要と見込んでいます。
「鶴ヶ島市学校再編に関する基本方針」策定後、総合教育会議や教育委員会会議などで検討を重ね、令和3年度に、学校規模の適正化と学校施設の長寿命化を図るため、「鶴ヶ島市小・中学校の再編、再配置計画」を策定しました。
※本計画は、市が策定した「鶴ヶ島市公共施設個別利用実施計画」の小・中学校に関する計画です。
学校教育の重点事項として、「学力向上」、「いじめ根絶」、「不登校対策」、「安全な登下校」を掲げ、鶴ヶ島市の子どもたちのために、現在の学校教育の水準を将来にわたって維持・向上し、良好な教育環境の整備・充実を図るよう学校再編・長寿命化を行います。
学校再編・長寿命化で目指すべき学校の姿は次のとおりです。
学校再編は既存施設を活用するものの、「新しい学校」をつくることを基本的な考え方としています。
地区 | 再編対象校 | 使用校 | 再編目標年度 |
西部 |
鶴ヶ島第一小学校 |
鶴ヶ島第一小学校 |
令和31年度(2049年度) |
新町小学校(再編しない) | |||
鶴ヶ島中学校 |
鶴ヶ島中学校 |
令和9年度(2027年度) | |
東部 |
鶴ヶ島第二小学校 |
藤小学校 |
令和23年度(2041年度) |
杉下小学校 |
栄小学校 |
令和27年度(2045年度) | |
藤中学校 |
藤中学校 |
令和19年度(2037年度) | |
南部 |
南小学校 |
南小学校 |
令和14年度(2032年度) |
教育委員会では、本計画に基づき、学校規模の適正化と学校施設の整備による教育環境・教育機能の維持向上を図り、魅力ある学校づくりを進めます。
なお、本計画は、計画期間が30年と長期にわたるため、社会情勢や人口推移などの変化を踏まえ、5年ごとに計画の評価、調整、管理等を行い、必要に応じて見直しを図っていきます。
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