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最終更新日 2010年9月9日

第1回文化財保護審議委員会

概要

  • 日時 平成22年6月29日(火曜日)  13時〜14時20分
  • 場所 鶴ヶ島市役所 5階 502会議室
  • 議題 
    1 審議委員会委員長、副委員長の選出について
    2 平成22年度文化財保護審議委員会事業計画(案)について
    3 「(仮称)脚折村道しるべ」を市指定の文化財にすることについて(教育委員の諮問に対する答申について)
    4 その他
  • 会議の要旨
    1 審議委員会委員長に大野正男氏、副委員長として中島良雄氏を選出した。
    2 平成22年度文化財保護審議委員会事業計画を決定した。
    3 事務局案を一部修正した大野委員長案を答申案とした。
    4 その他 事務局より、第3回文化財展について報告した。委員より、脚折村道しるべの保管方法等について意見を頂いた。
  • 提出資料 
    1 平成22年度第1回文化財保護審議委員会会議次第
    2 会議資料1
    3 会議資料2
  • 担当 教育委員会 社会教育課 文化財担当 (電話049-285-2194)

会議録

出席者

 大野委員長、中島副委員長、千代田委員、早川委員、末成委員

事務局

 山下課長、斉藤主幹、田中主任、石井主事補

傍聴人

 なし

議題

1 審議委員会委員長、副委員長の選出について

決定事項
審議委員会委員長に大野正男氏、副委員長として中島良雄氏を選出した。

質疑(会議の経過)
事務局

 本日の文化財審議委員会は委嘱後初めての会議ですので、議題の1にありますように、委員長及び副委員長の選出をお願いしたいと思います。委員長につきましては、規則によって当審議会の議長もお願いする訳ですが、その委員長及び副委員長につきましては、各委員さんの互選により選出していくこととなっております。どなたか委員長・副委員長の推薦をしていただければと思います。
委員

 これまで通りでよいのではないでしょうか。
事務局

 これまで通り委員長には大野委員、副委員長には中島委員で、という推薦がありましたけれども、それで宜しいでしょうか。
全委員

 異議なし。
事務局

 それでは大野委員に委員長、中島委員に副委員長をお願いしたいと思います。

 

2 平成22年度文化財保護審議委員会事業計画(案)について

質疑(会議の経過)
事務局

 (資料1に基づき説明。また文化財講習会の参加希望者については、7月7日迄に連絡をもらい、事務局で一括して申込みをすることとした。)
委員長

 ただいまの説明について、何か質問はございますか。
委員

 委員会は年間何回開くのですか。
事務局

 予算では2回となっております。例年ですと、年1回が多かったと思います。ただここ数年は、指定文化財の諮問や、オセアニアの関係で作品を見ていただきながら話し合いをしていただくことがあり、年2回開催してきました。
委員長

 研修会はもう何年もやっていませんよね。
事務局

 はい、やっていません。
委員長

 他にございますか。なければ22年度の事業計画については事務局案通りとさせていただきます。

3 「(仮称)脚折村道しるべ」を市指定の文化財にすることについて(教育委員会の諮問に対する答申について)

質疑(会議の経過)

事務局

 (資料2に基づき説明。事務局で作成し大野委員長に推敲していただいた答申案を読み上げ、答申文を完成させていただくこととした。)
委員長

 こちらが本日のメインの議題だと思います。事務局原案でなく私の修正案を叩き台としてお読みいただいた訳ですが、委員の方々は両方の答申案をご覧いただいていると思います。私も専門ではございませんから、思い違いや不備な点があろうかと思います。加筆箇所や削除する点、表現を変えた方がいい点などについて色々ご指摘していただければと思います。久しぶりの文化財指定の答申案ですので、一定の形に整えて提出できればと思いますので、宜しくお願い致します。
私は修正案で、『「(仮称)脚折村道しるべ」が、単に交通標識としてだけでなく、造立した村人たちの祈願がこめられた、道祖神的役割をも兼ね備えた道しるべ』としているのですが、道しるべは中世的なもの程、道祖神的役割を兼ねる傾向が強いと思うのですが、そうとは言えないでしょうか。新しくなるほど、このような傾向は次第に薄くなってくるという議論があります。尊像の彫り跡がある道祖神的な役割も兼ねたこの道標は、より中世的と言ってよいのではないでしょうか。
委員

  享保17年というと、享保の飢饉のあった年ではないかと思います。享保の飢饉というのはイナゴの大群が発生した年だと記憶しています。
一同

 確かではないが、その年であったと思います。
委員

 そうであれば、道祖神的道標であった可能性は多分に有り得ると思います。
委員長

 ただ古い道標は皆、道祖神が付いているのです。新しくなってくると消えるようです。
委員

 委員長のおっしゃる通りだと思います。
委員長

 逆に道祖神的なものから、道標が発展していった可能性もあるのかもしれません。もしそれが古いものである一つの根拠になるのであれば、一言触れてもいいかと思いますが、道祖神が付いているから古いものだとは一概には言えないとも思いますし、そこまで言うのは難しいかもしれません。何が彫られているのか分からない点も問題だと思います。
委員長

 この「日本の石仏(NO.87)」という雑誌は道標と町石を特集したもので、これを見ると今のことが書かれています。ただあまり深く突っ込まない方がいいかもしれません。それからもう一つは、文字が消えているところを、類推して文章を繋げている訳ですけれども、この辺りの表現を断定的に用いていいかも気になります。類推であれば、表現上別の工夫をした方がよいかもしれません。このように読めたということであるなら、この表現で仕方ないでしょうか。
委員

 このままの形で良いと思います。
事務局

 以前お話したように、「玉川道」については絵図にも記されております。
委員長

 これはかなり有力な裏付けになるかと思います。ということで、表現の方もそのままということにさせていただきます。
もう一つお尋ねします。私の修正文の中で最初に配られた事務局案の内容が活かし切れていない箇所はないでしょうか。この点についてもご意見いただきたいと思います。
委員

 「享保17年(1732年)、当時の脚折村による造立であることが分かる。」となっている部分が文法上、気になります。コンマを取って語順を変えたら如何でしょうか。
委員長

 「当時の脚折村による享保17年(1732年)の造立であることが分かる。」のような形でもよろしいでしょうか。
全委員

 異議なし。
委員長

 答申案にも書いてありますが、最後のところの「道しるべの位置づけを、より明らかにし、鶴ヶ島の交通や物流、地域の人々と道との関わりなども明らかにし、その結果を広く市民に還元できるようにすること」という課題については、これから後の検討課題ですね。今後、文化財展において企画展示等する予定はあるのでしょうか。あれば、それにもかかわりが生じると思いますが。
事務局

 文化財展は年に2回、埋蔵文化財と一般文化財でテーマ別に行っています。今回、「脚折村道しるべ」が指定になれば、鶴ヶ島の街道と道標という形で、鶴ヶ島近郊の資料も含めて紹介したいと考えています。
委員長

 展示をする時に、例えば欠損した部分をどのように類推して読み取ったのか、その過程を公開することも面白いのではないかと思います。田中家文書のような古文書の重要性など、この機会にアピールできるかもしれません。
他にご意見はありませんでしょうか。なければとりあえずこの議題は終了にし、何かございましたら追加意見として事務局までお寄せいただければと思います。

4 その他

事務局

 市の文化財をより有効に活用していただきたいとの声から、今年度も文化財展を行いました。アンケート結果でも概ね好評でしたが、課題点も残されています。予算が無い中ですが、分かりやすい形で展示を行っていきたいと考えています。今年度後半には一般文化財の展示も行う予定です。その他、各先生方でご意見があればお願い致します。
委員

 「脚折村道しるべ」の指定後は、どのように保管されるのでしょうか。きちんとした箱に保管しないと有難みがないのではないでしょうか。大切なものは大事に扱う必要があります。木の箱に入れるなども考えては如何でしょうか。市の指定文化財の価値観が失われてしまいます。
委員

 このままでは表面が剥落してしまいますか。
委員

 手に触れれば、欠けたり劣化していくと思います。箱に入れれば、出し入れは難しいと思いますので、何か収納方法考える必要があると思います。
委員

 現在の保管も勿論ですが、将来的に展示につなげるような方法も考えた方がよいと思います。できれば常時、すぐに見られる状況が望ましいです。将来博物館的な展示材料になると思います。
事務局

 屋外に置くと、水や風雨で亀裂や割れ目が生じて劣化が進んでしまうため、屋内に保管した方がいいとのご指摘をいただいています。現物は屋内に保管する予定です。
委員

 レプリカを作って公開することは、子供たちへの教育にもなると思います。
委員

 指定について公表すると、道標を研究している人から拓本を取らせて下さい、という依頼が来ると思うのですが、そうすると石が黒くなってしまいます。市で一枚綺麗な拓本を作製して、それをコピーして貰う方がよいのではないでしょうか。
委員

 拓本では起伏が重要なため、コピーでは表現できない面もあります。悩ましい点だと思います。
委員長

 県内の道標で、尊像の付き具合はどうでしょうか。確認してデータにした方がよいかと思います。
事務局

 県内で指定になっている道標について、今後検討していきたいと思います。
委員長

 他になければ、審議会を終了したいと思います。有難うございました。

教育委員会 教育部 社会教育課
電話049-271-1111