令和2年度第2回鶴ヶ島市地域福祉審議会会議録

1 会議の概要

日 時 令和3年3月23日(火) 午後6時30分~午後8時30分

場 所 市役所 5階 504会議室

議 事 

1 市民意識調査集計・分析結果について

2 こども意識調査(地域福祉アンケート)集計・分析結果について

3 事業者(専門職)・団体アンケート集計・分析結果について

4 今後のスケジュールについて

5 地域別懇談会について

 

2 会議の記録

出 席 者 武田和子会長、細貝光義副会長、若山孝之委員、須藤とも子委員、三浦淳平委員、菱沼幹男委員

欠 席 者 榛原崇之委員、伊藤恵子委員、塩野谷守正委員、

計画等支援委託業者 日本地域福祉研究所 田中英樹氏、中島修氏

事 務 局 高沢健康福祉部長、小沢福祉政策課長、岸田福祉政策課主幹、望月

    (鶴ヶ島市社会福祉協議会 中島事務局長、牧野主査)

傍 聴 人 0人

配付資料 

(1)次第

(2) 各調査に対する総括コメント

(3)市民意識調査集計・分析結果(資料1)

(4) こども意識調査集計・分析結果(資料2)

(5) 事業者(専門職)・団体アンケート集計・分析結果(資料3)

(6) 地域福祉計画策定スケジュール(資料4)

(7) 地域別懇談会について(資料5)

(8) 第2次地域福祉計画・実績及び取組状況

(9) 第2次地域福祉活動計画・実績及び取組状況

 

 

3 議事

(1)  市民意識調査集計・分析結果について

 

事務局から集計・分析について説明

 

[審議]

【委 員】回答者の内訳から60歳以上が多いと感じます。回答者の属性で他市と比べて鶴ヶ島市が特徴的なところを教えてください。また、農家の就労分類と、女性の割合を教えてください。

 

【事務局】どこの市町村でも地域福祉の調査を行うと、全国的に60歳以上や就労していない方の回答が多い傾向はあります。

 

【事務局】今回の結果を他市と比較していないため、感覚的な回答しかできませんが、回答者の内訳をみると学生を含んで就労していない方が半数以上いますが、結果から鶴ヶ島市民の就労について多いまたは少ない等の状況について一概に言うことはできません。

 

【事務局】農業や個人事業主は、自営業で回答すると設定しています。自営業と女性の回答数についてのクロス集計は行っていませんので不明です。

 

【委 員】緑を活かした取り組みを提案していますが、問6で緑が多く、自然が豊かの回答数が多いことは、鶴ヶ島市の独自の特徴ですか。

 

【事務局】地域の良さの認知として「災害が少ない」「緑が多く、自然が豊か」「治安がよい」の回答数が多いことは特徴です。一方で「祭りやイベントが多い」が低いため、快適な環境をつくる努力は必要と感じました。

 

【委 員】社協の認知度は他市と比べて高いですか。社協の事業内容を知っている方が少ないので知ってもらう活動をする必要があると感じます。

 

 【事務局】社協の認知度は高いと感じます。所沢市の調査では、コミュニティソーシャルワーカーについて9割知らないという結果でした。社協について全体になるともう少し割合は高くなりますが、3人に1人が知っている鶴ヶ島市社協の認知度は高いです。全国的な傾向として福祉事業の中身は、知らないという割合は高いです。民生委員・児童委員や社会福祉法人も同様です。名前は、知っているが中身は知らないは全国的に一般的な傾向です。地域包括支援センターについても同様です。

 

【事務局】補足します。社協の認知度は、名前を知っている程度を入れると過半数になるため、認知度の度合は良い方と思っています。

 

【委 員】7ページの「地域の範囲」で「となり近所」の回答数が多いことは、特徴的です。ほかの地域では自治会と回答されることが多いが自治会とほぼ同数のとなり近所が多いということは、となり近所での支え合いができていると考えられます。鶴ヶ島市では、となり近所の支え合いができる地域性を持っていることになります。

 一方で29ページの回答からわかるように支え合い協議会の認知度が低いので、今回の調査回答者と支え合い協議会の接点が少ないとも考えられるが、社協の認知度が高いチャンネルを通して支え合い協議会を知ってもらえる可能性はあると感じます。

 こども意識調査で気になることは、3ページの問2「人の迷惑になることはしないようにする」の回答数が多いことです。これは気をつけないといじめの言動力になる可能性があります。例えば、発達障害や知的障害の見た目ではわからない障害を持った子に対してマナーを守らない人は排除していいという考えに繋がり兼ねないとも想定されます。

 「自分でできることは自分でする」の回答が多いことは、自己責任論が高くなっていると考えられるが、一方で「困っている人がいたら先生や大人に知らせる」の回答が少ないため、気になる人がいれば先生に知らせるという考えを浸透させるような福祉教育のプログラムが必要と考えられます。

 

 【委 員】住民同士の支え合いを必要と回答した方が9割近くのいるため、どのような支え合いが必要か具体的に聞く必要があったと思います。一方で問2の交流関係では、「会えばあいさつをする」や「ときどき世間話や立ち話をする程度」の回答が多いので、地域の支え合いについて深く掘り下げる調査は必要だと思います。

 

【委 員】他の地域もですが、表面的なコミュニケーションはとっているが、そこから一歩踏み込んだお手伝いがしにくいまたは、個人のおせっかいがしにくい時代で距離をとって生活している状況です。そういった状況の中で支え合い協議会の活動は大切ではないかと考えます。

 

【事務局】8ページの「ときどき世間話や立ち話をする」との割合は、他市と比べると高いです。高齢者だけでなく、50歳以上の多くが地域の範囲をとなり近所や自治会と回答しており、一般的に小学校区や中学区が多いのでこの結果には驚きました。鶴ヶ島市の特徴と考えます。

 

【事務局】地域の範囲が狭いことは、地域福祉においてプラスですがマイナスですか。私自身も地域の範囲を問われると、小学校区や中学校区とは考えず、向こう三軒両隣の言葉があるように、近所と自治会を地域の範囲と考えたので今回の結果は妥当だと思いました。

 

【事務局】私は、プラスイメージとしてお答えしました。鶴ヶ島市にとって素晴らしいことだと思います。地域を身近に感じており、具体的に地域をイメージして隣近所とお付き合いができている市民性があると思います。

 

【委 員】意見です。今後も近所でお互いに適切な距離をとりながらも近所の様子を見守っていける間柄であることは、必要だと思います。

 

 

 

(2)  こども意識調査(地域福祉アンケート)集計・分析結果について

 

事務局からの集計・分析結果について説明

 

[審議]

【委 員】こども達が具体的にどんな悩みごとを持っているかを把握することが、計画策定において大切です。自由記述の内容をカテゴリーにまとめず、詳細を知りたかったです。

 

【事務局】資料では、わかりやすいように問3の回答をカテゴリーで6郡にまとめました。小学生は、兄弟げんか、中学生は、親との関係性の悩みが多いです。また、外的環境の騒音や安全・防災についての悩みも多くありました。自由記述の詳細データもありますので計画で掲載することも可能です。

 

【委 員】計画策定にあたって、こども達にどのような政策が必要か考えていかなければならないので、問3の回答詳細は重要になります。例えば、学校以外の地域で居場所をつくる必要性があるかなど、家で勉強できる環境がないというこども達が居たりする場合は、学習支援を支えい合い協議会で検討することも取り入れる必要があるかもしれません。

 

【委 員】福祉の色を表現した設問はおもしろいと感心しました。アンケートを実施するにあたり、こども達に事前にガイダンス等を実施した等のアンケート回答方法を教えてください。また、困りごとの有無の回答状況と深刻な困りごとに対しての対応を教えてください。

 私自信の考え方を述べさせて頂くと、若い世代で悩みごとの相談先や福祉制度についてわからない方が多いと聞いています。今後の福祉教育の大切さを感じていますので質問させていただきました。

 

【事務局】各小中学校には、コロナ禍で授業スケジュールが遅れている中、実施にご協力頂きました。

 学校教育課と事前協議し、20分以内に説明と回答が終わるように、担任の先生方宛の地域福祉計画・地域福祉活動計画の概要と調査目的をまとめた資料と調査票を作成しました。基本的に各クラスで授業中に調査票の説明、配付、回答及び回収をしています。

  アンケートの事前説明方法については、各担任の先生にお任せすることしました。

  問3では、悩みごとはないと回答されること生徒も多くいました。

  深刻な悩みごとについては、学校名、クラスまでわかりますので、学校教育課に情報提供しました。

 また、悩みごとの相談先の把握として問4を設定しました。今後、回答結果については、計画策定と包括的支援体制構築の参考資料として活用していきたいと考えています。

 

【事務局】問4の実数をご覧ください。実数にすると悩みごとを抱えている子どもは多く、家族や友達に相談する実数が多いのは、まだまだ地域に相談できる大人が少ないことを表していると思います。一方で近所の人に相談しているこどもは、約30人います。地域によっては、ほぼいない地域もあるので救いだと思います。

 

【事務局】選択回答の回答については、回答率100%に近いです。自由記述の回答率は小学校2割、中学校3割です。回答なしが半数以上を占めています。

 

【委 員】こども達へのアンケートは、始めて実施しますか。継続実施の予定はありますか。

 

【事務局】毎年の実施は予定していません。継続については、第4次計画において検討することになるため現時点では、未定です。

 

【委 員】こども達の悩みの内容は、千差万別です。子ども達の悩みごとを把握することや本音をどう集めるのかが、今後の大きな課題であると考えます。継続する場合は、工夫をして、広がりや深みが出る調査を行ってください。

 

【委 員】こども意識調査結果を学校又は保護者へ報告する予定はありますか。

この回答結果は、とてもいいデータのため、計画策定だけでなく、学校への結果報告は必要だと思います。

 

 【事務局】学校への結果報告については、審議会での報告後に検討する予定でした。学校用に結果内容を整理し、教育委員会と調整した上で報告したいと考えています。

 

(3)事業者(専門職)・団体アンケート集計・分析結果について

 

事務局から集計・分析結果について説明

 

[審議]

【委 員】施設運営をする立場で新型コロナウイスにかからない、うつさないを目標に細心の注意しながら行動しています。コロナ対策に職員や利用者が疲弊しているので、業務についてもより丁寧な対応を心がけています。

感想です。アンケートの回答にもありましたが、発達障害や精神障害への専門的知識を得る方法についての課題はあると感じています。

 

【委 員】9ページ(問2)の機関と団体の連携先については、可能であれば、それぞれの分野がどこと連携を求めているのかをより明確にするクロス集計が必要と感じます。、機関連携の強化や包括的支援体制構築をどうつくるのか等の参考資料になるので、より分析を進める必要があると思います。

 

【事務局】各分野が求める連携先についてのクロス集計は、数字が小さくなると予測されたため、実施しませんでした。計画策定において各分野の連携先のクロス集計・分析も検討していきます。

 

【委 員】クロス集計や分析についてご協力できると思いますので、ご相談ください。

 

 【委 員】委員に質問です。県及び市等から施設に対してPCR検査依頼や優先的な新型コロナウイスルの予防接種計画等について通知や情報が入っていますか。また、施設での新型コロナウイスルの感染防止対策を教えてください。

 

【委 員】PCR検査については、県が施設職員及び新規入所者を対象に検査キットを配付するという情報が入っています。感染対策は、職員及び利用者の電車通勤・不要不急の外出自粛を心がけています。

  幸いにも、作業所では、自前でマスクの製作を行っていることや支援団体から衛生用品の寄付を頂き、衛生用品の不足状況にならずに運営できています。

 

(4)  今後のスケジュールについて

 

事務局からの説明

 

[審議]

委員からの意見・質疑応答なし

 

【会 長】 事務局が説明した内容でよろしいでしょうか

 

【委 員】 異議なし

 

(5)地域別懇談会について

 

事務局から説明

 

[審議]

委員からの意見・質疑応答なし

 

委員の地域別懇談会参加日調整

 

【会 長】 事務局が説明した内容でよろしいでしょうか

 

【委 員】 異議なし

 

【会 長】 これで全ての議事について終了しました。御協力ありがとうございました。

 

 

4 報 告

 

事務局から第3次地域福祉計画及び地域福祉活動計画取組事業の実績状況について説明

 

[意見等]

【委 員】 要望です。各事業の目指していることや成果の達成状況がわかりにくいので標記やベンチマーク等を利用してわかりやすく示してください。

検討項目については、計画の評価として必要ないと考えます。また、未実施項目の場合は、未実施の理由を詳細に記載する必要があると思います。

 

会議終了

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは福祉政策課 福祉政策・地域福祉担当です。

〒350-2292 鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1

電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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