平成27年度第1回児童福祉審議会会議録

開催日時 平成27年6月25日(木)13時30分~15時

開催場所 鶴ヶ島市役所 401会議室

出席者  冨田委員長 後口副委員長    藤廣委員 高比良委員 小谷野委員 伊東委員 

              伏見委員 森治委員 松本委員 

欠席者  大竹委員 梶原委員

事務局  三村健康福祉部長 手塚こども支援課長 市川主席主幹 比留間主幹 利根川主査 円城寺主査 

傍聴人  1名

 

議 題

(1) 次世代育成支援行動計画(後期計画)の実施状況について

 <事務局より説明>

 平成22年度から26年度までの5年間の計画実施期間内において、新たに着手した事業(計6事業)について、実施状況を説明。

(1)   ファミリー・サポート・センター事業の実施

(2)   病児・病後児保育事業の実施

(3)   幼稚園と保育所の連携の検討(認定こども園)

(4)   学童保育室の余裕時間活用の検討

(5)   幼・保・小連絡協議会の開催

(6)   手づくり広場事業の実施支援

 

 <質疑応答>

委員

 病児、病後児保育の拡充は今後も必要であると考える。働いている女性にとって、子どもの具合が悪い時でも対応してもらえるというのは、大変心強いことだと思う。

  

(2) 子ども・子育て支援新制度の状況について

 <事務局より説明>

 こども支援課(子育て支援担当・保育担当)の平成27年度当初予算について、その全体概要と子ども・子育て支援新制度として取り組んでいる事業等について説明。

 子育て支援担当では、放課後児童対策事業、学童保育室運営規模適正化対策事業、家庭児童相談事業などの予算が拡充されていることを説明した。

 また、保育担当部分では、民間保育所の整備支援事業や富士見保育所の改築事業などが昨年度で終了し、今年度からは認定こども園運営支援事業など、運営費の部分が拡充されていることを説明した。

 

<委員より説明>

委員

 子ども・子育て支援新制度のスタートにあたり、市内初の「認定こども園」として「認定こども園 つるがしま白百合幼稚園」が平成27年4月より開園したので、その概要についてご説明したい。

 昨年度までは幼稚園のみだったが、今年度からは0歳から2歳児の保育園部分として33名の定員が増え、3歳児から5歳児までの幼稚園部分の定員160名と合わせて、合計193名となった。

 施設の概要については、敷地面積1913.11平方メートル、建物(2階建て)で、面積については、建築面積で749.47平方メートル、延べ床面積で1280.58平方メートルとなっている。建物の構造は鉄骨造となっていて、工事期間は平成26年7月に着工し、平成27年3月に完成した。

  

(3)その他

<委員より説明>

委員

 市内における新たな取組として、NPO法人カローレが平成27年4月に始めた「ベビーかろーれ」についてご説明したい。

 指定管理者として受託した上広谷児童館の運営を通じて、今のお母さんたちに足りないサービスは「0歳児の保育」と「一時預かり」であると認識してNPOとして立ち上げた事業である。

 始めてみると、やはり0歳児の一時的なお預かりの希望は多い。市の一時預かりが1歳からとなっていることもあるが、例えば上の子を病院に連れていかなければならないときに、0歳児をいっしょに病院に連れていくのは感染症のリスクもあるし大変なので預けたい、などのニーズがある。

 「ベビーかろーれ」を外から見て、気にはなっていても、なかなか中まで入って来にくいようなので、5月からオープンルームとして月1回見学会を始めていて、現在登録者数が増えている状況である。

  

 <質疑応答>

委員

 子どもの貧困の問題が顕在化しているが、市内でも1日1食、給食のみを食べられているというような子はいるのだろうか。そのような子どもに「子ども食堂」のような取り組みを行っている自治体もあるようだが、市では子どもの貧困率も含めてどのように把握しているのか。

事務局

 子どもの貧困について、ひとり親の手当を受けている家庭の所得状況などは把握しているが、両親が揃っている世帯でも貧困の場合もあるので、厳密な市内のデータとなるとありません。

委員

 児童館では、夏休みなどになると、昼に家に帰ってご飯を食べてきていないな、とわかる子が何人かいる。家の人が働いていて留守であるとか、またはお金だけ置いてあって、これで買って食べなさいと言われているけれども、子どもは食べ物ではなくて自分の欲しいカードなどを買ってしまって食べていないなどの状況もある。

委員

 学校では「朝ごはんを食べてきたか」などを子どもに訊くようにしているが、子どもは隠して正直に言わないので、察知するしかない。 ただ、ご飯を食べていないのは貧困だから、というだけの理由ではないように思われる場合もある。

事務局

 気になる子どもがいた場合には、市に通告していただくのがまずは第一歩であるのでよろしくお願いしたい。

 また、子どもの貧困対策として、7月から生活困窮世帯の子の「学習支援事業」をスタートする。市内の児童館で、週3回夜間に無料で学習支援を行うもの。

 4月からは、市役所2階に「生活サポートセンター」を開設し、生活困窮者の相談に応じているので、そちらとも連携して支援していきたい。

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