予防接種の注意事項

  • 定期の予防接種は、住民票のある自治体で定められた医療機関において、対象となる期間中に接種した場合のみ、公費負担が可能です。
  • 特定の疾病による長期療養のため予防接種を受けられなかった方も、公費負担による予防接種を受けられる場合がありますので、感染症対策課までお問い合わせください。

ワクチンの種類

予防接種で使用するワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

生ワクチン(注射生ワクチン・経口生ワクチン)

生きた病原体の毒素を弱めたもので、病気に罹患した状態に近い免疫をつくるもの。
(注射生ワクチン・・麻しん・風しん混合、麻しん、風しん、BCG、水痘)
(経口生ワクチン・・ロタウイルス)

不活化ワクチン

病原体を殺して免疫をつくるのに必要な成分を取り出して毒素をなくしたもの。
複数回にわけて接種し、追加接種もします。
(ポリオ、四種混合、三種混合、二種混合、日本脳炎、HPV、小児肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎)

ワクチンの接種間隔

異なったワクチンを接種する場合

注射生ワクチンを接種する場合には間隔を守ることが必要です。
※令和2年10月1日よりワクチンの接種間隔が一部変更となりました。下記関連書類ダウンロードよりご確認ください。

同じ種類のワクチンを複数回接種する場合

四種混合などのように、同じ種類のワクチンを複数回接種する場合には、それぞれの接種間隔が別に決められています。

 

予防接種を受ける前に(一般的な注意事項)

予防接種は体調のよいときに受けましょう。日ごろから保護者の方は、お子さんの体調、体質、健康状態に気をつけてください。気になることがあるときは、あらかじめかかりつけ医などにご相談ください。予防接種の予診票は接種をする日の様子をみて記入してください。予防接種の前に次のことを確認して、安全に予防接種が受けられるようにしましょう。

  • 受ける予防接種について、市から配られている予防接種の説明をお読みください。質問がある時は、メモして接種前にお医者さんに聞きましょう。
  • 接種当日のお子さんの体調は、よいですか?
  • 母子健康手帳をお持ちください。
  • 予診票は記入しましたか?接種する医師への大切な情報ですので責任をもって記入してください。
  • 医療機関には、お子さんの日ごろの健康状態が分かる保護者の方が連れて行きましょう。

予防接種を受けることができない方

  • あきらかな発熱がある方。(37度5分以上)
  • 重い急性疾患にかかっている方。
  • その日に受ける予防接種の接種液に含まれている成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある方。
    【アナフィラキシーとは】
    接種後30分以内に起こるはげしいアレルギー反応のことです。
    汗がたくさん出たり、顔がはれる、全身にひどいじんまんしんが出る、はきけ、おう吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状が続き、ショック状態になるような全身の反応です。
  • 以下の予防接種を受けようとする方でそれぞれの個別事項に該当する方。
    ・BCGによる予防接種:BCG等の予防接種、外傷等によるケロイドがある方。
    ・B型肝炎に関する予防接種:母子感染予防として、出生後にB型肝炎ワクチンの接種を受けた方。
    ・ロタウイルス感染症に関する予防接種:腸重積症の既往歴のある方、先天性消化管障害のある方(その治療が完了した方を除く。)、重症複合免疫不全症の方。
  • その他、医師が不適当な状態と認めた方。

次の項目に該当する方は、予防接種を受ける前に医師に相談してください。

  • 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などで治療を受けている。
  • 予防接種で、接種後2日以内に発熱、発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられたことがある。
  • 過去にけいれん・ひきつけをおこしたことがある。
    ※けいれんの起こった年齢、そのとき熱があったかなどで条件が異なります。必ずかかりつけ医と事前によく相談しましょう。
  • 過去に免疫不全と診断された及び近親者に先天性免疫不全の人がいる。
  • 卵の成分、抗生物質、安定剤などでアレルギーがある。(ワクチンの製造過程で卵の成分、抗生物質、安定剤等が入っているものがあります。)
  • BCG接種の場合は過去に結核患者と長期間接触があったり、結核に感染した疑いがある。
  • ロタウイルス感染症の予防接種の場合は、活動性胃腸疾患や下痢等の胃腸障害がある。

予防接種を受けた後の注意事項

予防接種を受けた後はお子さんの様子をよく観察してください。

  • 予防接種を受けたあと30分間程度は接種医療機関などでお子さんの様子を観察してください。急な副反応が起きる場合があります。
  • 接種後、生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間は副反応に注意しましょう。
  • 接種したところは清潔に保ってください。お風呂に入ることは差し支えありませんが、接種したところを強くこすったりしないようにしましょう。
  • 当日は、はげしい運動はさけましょう。
  • 接種後、異常な反応や体調の変化があった場合には速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。

新型コロナワクチンとの接種間隔

新型コロナワクチンと他の予防接種(インフルエンザを除く)は、互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

予防接種の副反応について

現在使用されているワクチンは副反応の頻度は少ないと考えられていますが、お子さんの体質などにより副反応が生じることがあります。ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱、発疹、接種したところのはれ、しこりなどは数日以内に自然に治る反応なので心配ありません。

  • 副反応が起きた場合
    予防接種を受けたあと接種したところのひどいはれや、高熱、ひきつけなどの症状がある場合は医師の診察を受けてください。ワクチンの種類により、きわめてまれですが、脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることがあります。
  • 予防接種による健康被害救済制度
    定期の予防接種によって引き起こされた副反応により医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく給付を受けることができます。
  • 支給内容
    健康被害の程度などにより、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、定められた金額が支給されます。
  • 審査があります
    健康被害が予防接種によるものか、別の要因によるものか国の審査会で審査を受け認定された場合に給付が受けられます。
  • まずはご相談ください
    給付申請の必要が生じた場合には、診察した医師、保健所、感染症対策課にご相談ください。
  • 任意接種の場合
    予防接種法に基づく定期の予防接種以外の予防接種(任意接種)により健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けます。

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは感染症対策課 感染症対策担当です。

鶴ヶ島市保健センター内 〒350-2213 鶴ヶ島市大字脚折1922-10

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